5分でわかるインドのSVBの概要

 

こんにちは。
ムンバイの東海林舞(トウカイリンマイ)です。

 

今回は、インドにある会社が他国のグループ会社から物品を輸入する際に
妥当な価格で取引されているかを調査する機関
SVB(Special Valuation Branch)について説明します。

 

SVBの制度は、グループ間取引が低価格で行われることで
関税が過小評価されるのを阻止するためにできました。

したがって海外の親会社や兄弟会社から物品を輸入する全ての企業は
取引する物品の品目や価格設定の理由等を当局に厳密に報告し、
適正価格であることを当局に証明しなければなりません。

SVBはバンガロール、チェンナイ、コルカタ、
デリー、ムンバイの税関に設置されています。

 

SVBの申請をしてから承認をもらうまで最短でも4ヵ月かかり、
半年、1年と審査が長引くことも珍しくはありません。
その間に輸入を続ける際は、EDD(Extra Duty Deposit)という
担保金を支払う必要があります。

SVBの申請には多くの時間と費用がかかりますが、
承認が一旦降りると、半永久的にグループ会社からの輸入ができるようになります。

SVBの概要は以上になります。

 

東京コンサルティングファームインドでは、
SVBへの申請サポートを行っています。
SVBに関するご質問等ございましたらいつでもご連絡ください。

 

 

Tokyo Consulting Firm Private Limited
東京コンサルティングファーム・ムンバイ拠点
東海林 舞(トウカイリン マイ)

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