~インドの投資環境・経済環境について②~

皆さん、こんにちは。

チェンナイ駐在員の中村です。

本日はインドの州毎の日系企業数とその傾向について触れたいと思います。

 

 

 

まずはデリーからです。デリーの隣に位置するのは新興都市グルガオンです。1990年から急に都市開発が進み、荒野から高層ビルが立ち並ぶ都市に風変わりしました。日系企業の事務所が増えおり、駐在員が家族と安心して帯同できるアパートが増えています。

デリーの南に位置するハリヤナ州のマネサールにはマルチスズキの工場があります。

また、ラジャスタン州のニムラナにはJETROが誘致していた日系工業団地があり、ダイキン、ユニ・チャーム、今仙電機が進出しています。

ムンバイは金融と商業の中心と呼ばれていますが、時価を含んだビジネスコストが高くてメーカーには不向きです。その一方で同マハラシュトラ州に位置するプネーには工場が集積しています。これは国内最大のコンテナ港があるという地の利が影響しているでしょう。

 

お次はグジャラート州です。首都デリーとインド最大都市ムンバイに挟まれた戦略的な立地になり、ホンダとスズキが新工場を設立して生産を開始しています。また、両メーカーのベンダーが進出し、ベンダーパークを形成しています。禁酒州なので日本人駐在員の方には厳しい生活環境です。

 

さて、南のバンガロールはIT企業の産業集積地になります。IT企業が集積する理由は1000mの高地にあり、気候がいいからです。夏はそれほど熱くなく、冬もそれほど寒くないという良気候なので研究や勉学にもってこいです。その結果、大学や研究機関が集積しており、多くの理系人材を輩出しています。大量のソフトエンジニアが確保できるという理由でマイクソフト、IBM、オラクル、グーグル等の錚々たるIT企業が自社ビルを構えています。

 

最後はチェンナイです。

チェンナイは港町で輸出入を行う製造業が多く進出しています。みずほ銀行と日揮、アセンダス(シンガポール通産省の外郭団体JTCの100%子会社)、イレオ(地場デベロッパー)による合同の都市開発プロジェクトで日系企業向け産業用地Onehub Chennaiがあります。味の素やヤマハ楽器が進出しています。

タミルナドゥ州の北にあるアンドラプラデシュ州ではSri Cityと呼ばれる工業団地に日系企業が年々進出しています。

 

当社は上記すべての州への進出支援を行っていますので、

インド進出の際には是非お問合せ下さい。

 

本日は以上です。

 

 

Tokyo Consulting Firm Private Limited

チェンナイマネージャー

中村 匠吾(なかむら しょうご)

TEL: +91 9599458263 / E-MAIL: nakamura.shogo@tokyoconsultinggroup.com

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limitedは、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る