『インド税務なんてへっちゃら』サービスタックス編

税務

新年明けましておめでとうございます。
インド統括の小谷野です。
本年も宜しくお願い致します。

デリーは、めっきり寒くなり、日本の冬のような雰囲気中、年末年始を過ごさせて頂きました。しかし、もう3カ月もすると気温も30度近くとなり、決算、監査の繁忙期に入ってきますね。

先日、ニュースでは、慢性的な水不足と水汚染を防ぐために、一定分野の企業を対象とした「水監査(Water Audit)」の導入と年次報告書への追記項目として政府が検討していると発表がありました。さすが、インドならではの発想と驚きましたが、確かに最近では、地方で、製造メーカーや工場が増えたことが、上記検討の大きな要因かと思うとこともあります。

又、それとは反対に、首都圏や都市部では、サービス分野の日系企業様が増え、エンターテイメントや広告始め、コンサルティング業務が拡大傾向にあります。

このようなサービスを提供する企業様は、サービス税の登録と毎月の支払い必要となり、よく「インプット&アウトプットサービスタックス」と呼ばれ、そのイメージとしては、下記の様になります。

【アウトプットサービスタックス-インプットサービスタックス】
=企業様が毎月5日に支払うサービス税

なぜ、インプットとアウトプットと呼ばれているのかというと、仮に弊社(TCF)を中心に考えた場合では;
①インプットサービスタックス

A社→サービス提供&請求書発行→TCF→支払い→A社
A社からTCFへサービスが提供されている。
つまり、A社からTCFへサービスがインプットされている。
それゆえ、TCFが支払うサービス税が、「インプットサービスタックス」と呼ばれます。

②アウトプットサービスタックス

TCF→サービス提供&請求→A社→支払い→TCF
TCFからA社へサービスを提供している
つまり、TCFからA社へサービスをアウトプットしている
それゆえ、TCFが受け取るサービス税が、「アウトプットサービスタックス」と呼ばれます。

サービス税の支払いは、毎月5日となりますが、今まで半年に一度申告をしていた日程が、まだ政府によって確定していません。こちらも判明次第弊社よりメールやブログを通じてお伝えできればと思います。

サービス税だけに限らず、もし少しでも財務・税務・労務問わずに、ご質問などありましたら、こちらからご連絡頂ければと思います

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