ミンガラバー!ミャンマー・ヤンゴン駐在員の杉山裕美(すぎやまひろみ)です。
今年に入っての5か月間で、16の縫製企業に、営業許可がおりたと、投資企業管理局(DICA)が伝えました。これらの進出形態は、ミャンマーの工場で生産した全ての製品をミャンマー国外へ輸出するCMP システム(Cutting, Making and Packing)によるものです。
ミャンマーは、縫製品の輸出により、この1・2・3月で300億USDの収益を生んでいるとMyanmar Garment Associationが報告しました。
外国投資法に基づくMICへの登記手続きを弊社で代行していますが、CMPの形態での進出は認可がおりやすい印象です。
政府の判断としては、以下が大きな基準かと思います。
①ミャンマー人の雇用をどれだけ生むか
②資金がどれだけミャンマーに落ちるか
③技術移転
これらを軸にミャンマーにとっても有益であり、すべて製品を輸出するため、国内産業保護もできる点がCMPシステムで認可がおりている理由だと考えられます。
また、環境に与えるインパクトなどもポイントのひとつで、害がないことをMICでのプレゼンテーションでアピールすることも大切になってきます。
今後は、同じくCMPの形態で、縫製業だけでなく、機械系統の業種もシンプルな部品の組み立てなどから進出が見込まれます。
もし、会社設立に関わらず、少しでも財務・税務・労務関係で、ご質問やご不安な事などありましたら、こちらまでご連絡頂ければと思います。
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