皆さま、こんにちは。バンガロール支店マネージャーの松波優大です。
今回は、インドのTDS Certificateについて、説明いたします。
TDS Certificateとは、その名の通り、TDSの納税証明書となります。
TDSの課税取引、①給与、②給与以外の課税取引において、TDSの納税証明書となっております。
TDS Certificateは、主に所得税の申告時に、既に支払済みのTDSの控除の適用のために機能いたします。
1 給与支払いに対するTDS Certificate 「Form 16」
給与支払いは、TDSの課税取引となっております。雇用主は、従業員の給与額から規定の税率に従いTDSを控除し、
従業員に代わり納税をする必要がございます。
この場合、雇用主は、控除したTDSの証明、つまりTDS Certificateとして、Form16を発行する必要がございます。
こちらは、年次で発行するものとなっております。
なお、年間給与額がINR250,000を超えない従業員については、適用されません。
2 給与以外のTDS課税取引に対するTDS Certificate 「Form 16A」
給与以外のTDS課税取引には、プロフェッショナルフィーやコミッション等が挙げられます。
この場合も同様に、取引の性質とサービス提供者が法人であるか個人であるかにより規定された税率に従い、
サービスの受領者が、TDSを控除することとなります。
この場合も、控除者は、TDS Ceritificateとして、Form16Aを発行することとなります。
Form 16Aは、TDSの四半期申告の際に発行され、申告から15日以内が発行期日となっております。
上記のように、各TDS Certificateは、所得税申告の際の重要な書類となります。
個別の質問がございましたら、お気兼ねなくお問い合わせください。
株式会社東京コンサルティングファーム バンガロール支店マネージャー
松波 優大（まつなみ ゆうだい）
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