「インドにおける雇用形態―有期雇用―」

労務

 

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
東京コンサルティングファーム インド・バンガロール支店の古川泰加です。

インドでビジネスを進めていくうえで雇用形態がどうなっているかを把握しておく必要があると思います。今回はインドにおける雇用、中でも有期雇用についてみていきたいと思います。

 

インドにおける雇用形態は、大きくわけますと直接雇用と間接雇用があります。直接雇用とは、会社と被雇用者の間で直接雇用契約を締結し雇用関係を生じさせる雇用形態となります。直接雇用は①終身雇用、②有期雇用、③パートタイマー等の非正規雇用にわけることができます。また、会社が直接雇用を行う場合、試用期間を設けられることが一般的となっています。

 

有期雇用は「1年間」など雇用期間を定めた雇用であるため、雇用契約の更新がなされない限り、雇用期間満了により雇用関係は終了することとなります。上述のとおり、インドでは会社に直接雇用されている、いわゆる正社員であっても、有期雇用であることが珍しくありません。インドでは、特にワークマンに属する被雇用者の解雇が困難であると言われており、雇用期間満了、契約不更新により、比較的容易に雇用関係を終了できるなどの会社にとってのメリットもあげることができます。

 

2018年3月に1946年産業雇用規則が改正され、今までアパレル製造業のワークマンについてのみ認められていた有期雇用制度がすべての産業分野に認められることとなりました。

スムーズに行うためには事前にある程度準備が必要になるかと思われますので、
ご相談いただければ幸いです。ご不明点ございましたら無料相談もしておりますので、ぜひお問い合わせください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

Tokyo Consulting Firm Private Limited
東京コンサルティングファーム・バンガロール支社
古川泰加(ふるかわやすか)

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