「女性従業員の勤務条件について」

労務

 

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
東京コンサルティングファーム インド・バンガロール支店の古川泰加です。

 

インドでは、州ごとに労働条件が定められている部分もあり、その都度確認する必要があります。

今回は実際にお問い合わせがあった質問からバンガロールにおける女性従業員の勤務条件についてみていきたいと思います。

 

バンガロールにおける女性従業員の勤務条件に関する規制は、カルナータカ州店舗及び施設法(Karnataka Shop & Establishment Act)に規制がございます。

カルナータカ州店舗及び施設法セクション7に、労働時間は1日9時間また週48時間を超えてはならないと記載されております。また、同法セクション25に女性は夜間(午後8時から午前6時)までは働くことができないとされております。しかしながら、ITなど一部企業につきましては事前の許可がある場合可能となります。

 

女性従業員が夜間に勤務する場合、企業は以下のような条件を整えておく必要があります。

1.送迎のルートの安全性の確保
2.ローテーションベースでの女性の雇用
3.警備員の配置
4.休憩室
5.電話番号、住所などの女性従業員の詳細の機密情報は開示されてはならない

企業は、夜間勤務する女性従業員のリストを作成し適切な申請をしなければならないとされております。また、1夜のシフトに少なくとも5人の女性従業員がいることが規定されています。

夜間勤務を行う場合は上記条件を整備されることを推奨しております。

 

スムーズに行うためには事前にある程度準備が必要になるかと思われますので、
ご相談いただければ幸いです。ご不明点ございましたら無料相談もしておりますので、ぜひお問い合わせください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

Tokyo Consulting Firm Private Limited
東京コンサルティングファーム・バンガロール支社
古川泰加(ふるかわやすか)

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。


 

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