~人事評価制度について3~

労務

皆さん、こんにちは。

先週までは日本とインドの教育制度の違いを見てきましたね。今週はその内容を踏まえた上で、止揚的に両者の違いを行かす教育システムの構築について考えていきたいと思います。

先週までのおさらいですが、ざっくり言うと・・・

日本 年功序列&終身雇用制度

インド 個人主義&成果思考

ということでした。そして私が考える両者の利点を生かす評価制度とは下記です。

①成果だけでなく、プロセスにも目を向けさせる⇒行動評価を導入する

動機やプロセスも財産だと教えることで、協調性を高めます。

また、管理職対しては後継者育成も評価対象に入れる

②個人の業績だけでなく、チームワークも重視させる⇒ワークショップの開催

チームでしか成し得ない業績もある。家族的経営はインド人にも通用する

③公正で透明性のある評価制度を構築する。⇒昇給率算定シートの作成

インド人社員に昇給率算定の根拠を開示できるようにする

④行動評価のみでは定量評価できず、説得性に乏しい⇒目標管理制度の導入

実績を残したものが評価される仕組みで結果にコミットさせる

本日は以上です。

上記の提案はあくまで私の私見と個人的な経験則に依るものです。

人事評価制度には確かな正解がありません。一つの参考にして頂ければ幸いです。

Tokyo Consulting Firm Private Limited

チェンナイマネージャー

中村 匠吾(なかむら しょうご)

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