~昇給率算定方法について~

労務

皆さん、こんにちは。

チェンナイ駐在員の中村です。

 

今週は実際に頂戴した質問に答えていきたいと思います。

 

質問)

弊社では、評価点数に基づき社員をランク分けし、役職や現行の給与水準を加味せずに同率の昇給を行ってきた

結果、給与が賃金テーブルの上限を毎年押し上げています。対策を打たないと今後も人件費は急激に上昇する見

込ですが、対策があればご教示ください。また、従業員を降格、降給することは可能でしょうか。

 

回答)

従業員を降格、降給することは意欲低下、ひいては生産性低下と会社に対する不信感につながるので、推奨はで

きません。また、現行の賃金上限でリミットをかけて、昇給を行わないという手段も優秀な社員の退職に繋がる

可能性がございます。

 

弊社の提案としましては、賃金テーブルを作り直し、給与を固定額と変動額の2つに分け、固定額としては従業

員の役職を加味の上で毎年一定の上昇を行い(現在の昇給率より抑えます)、変動額としては設定したKPIの達成

率や業績に応じて、例えばRetention Bonusなどの賞与の形で支給し、社員の固定CTC自体を底上げすること

を押さえます。

 

会社の業績不振は即ち社員個々のKGIやKPIの達成度合いが低いことを意味しますので、業績が振るわない年は

人件費も抑えることができます。

 

本日は以上です。

 

 

Tokyo Consulting Firm Private Limited

チェンナイマネージャー

中村 匠吾(なかむら しょうご)

TEL: +91 9599458263 / E-MAIL: nakamura.shogo@tokyoconsultinggroup.com

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limitedは、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

 

関連記事

ページ上部へ戻る