株式会社東京コンサルティングファーム
インド・バンガロール赴任予定の濵野京介です。
今回はインドの残業について、お話をします。
1. インドの残業
【オフィス勤務の場合】
- 原則、勤務時間は1日最大8時間かつ1週間48時間です。
- 残業代を支払う代わりに、上記に記載されている時間を超えて勤務させることはできますが、その場合であっても、1日10時間、1週間54時間を超えて勤務させてはいけません。
- ただし、インドの特徴として、ノン・ワークマン(経営管理的な立場にある者)として雇用されている場合は、労働法適用外ですので、残業代支払いの義務はございません。
【工場勤務の場合】
- 原則、勤務時間は1日最大9時間かつ一週間48時間です。
- 上記の時間を超えて勤務する場合、残業代を支払わなければいけません。
- 1日の勤務時間は10時間、一週間の総勤務時間は60時間(残業代を含む)を超えてはいけません。
- 1948年工場法(The Factories Act, 1948)の基づきには残業代支払いの義務がございます。
2. 残業代の支払い
- 残業代のレートは以下の通りです。
- オフィス : 通常給与レートの2倍
- 工場 : 通常給与レートの2倍
3. 留意点
日本と比較すると、インドにおいて残業代の支払いに関する紛争は少ないです。
ただ、四半期ごとの総残業時間が50時間を超えることが続く場合、当局が問題視することがありますので留意する必要があります。
以上お読みいただきありがとうございます。
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インド・バンガロール 濵野京介
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