基本定款(MOA)と附属定款(AOA)

Tokyo Consulting Firm Private Limited

Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited

バンガロール支店 マネージャー

岩城 有香 (いわき ゆか)

Mobile: +91 99-7294-7615 / E-MAIL: iwaki.yuka@tokyoconsultinggroup.com

※携帯番号を変更致しました。(旧:+91 99-8033-7615)

             

こんにちは、インド大好き、TCFインド・バンガロール駐在員の岩城です。

 

日頃お客様から寄せられる質問等につきまして、Q&A方式で回答させていただいております。

今週は、定款についてのご質問です。

 

Q: インドには基本定款と附属定款の2つの定款があると聞きました。違いを教えてください。

 

A: インド会社法において、基本定款(MOA:Memorandum of Association)と附属定款(AOA:Article of Association)の2種類の定款を作成する必要があります。

 

基本定款(MOA)の目的は、会社の利害関係者(株主・取引先・再建債務者等)に対して業務内容や活動範囲を伝える事にあります。従って主な記載事項には、称号(会社名)/登録事務所の州名/会社の目的/授権資本額等、会社の基本的事項が含まれています。

‘会社の目的’については特に重要であり、会社は基本定款に記載されている目的以外の行為を行うことができません。従って、会社の目的については将来の業務拡大も見据えて、幅広く設定しておく必要があり、新しいビジネスを行う場合は基本定款に記載されている業務内容に該当するか否かを改めて確認する必要があります。

 

一方、附属定款(AOA)は、株主総会や取締役会の権限・運営方法・責任等、主に会社内部の運営方法について定められています。インド会社法では、附属定款の記載事項について規定されておりませんが、実務上多くみられる記載事項の雛形をもとに弊社において作成することや、現在のお持ちの定款と実際のビジネスの状況が合致しているかといったレビュー対応も可能でございますので、是非お気軽にご相談下さい。

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承くださいませ。

 

関連記事

ページ上部へ戻る