インド人の英語事情

株式会社東京コンサルティングファーム
インド・バンガロール赴任予定の濵野京介です。

本日はインド人の英語事情について解説いたします。

 

  1. 現在のインドの公用語はヒンドゥー語であるが、英語も公用語と言われています。インドはアジア諸国の中でもインド人の英語の運用能力は最も高いと言われています。
  2. インド人の英語は訛りが強く、アメリカ英語やイギリス英語に慣れていても、聞き取るのが難しいです。それ以外にもインド英語には数多くの特徴が見られます。
  3. インドでは英単語をそのままつづりどおりに読むことが挙げられます。
    ex.) “ Wednesday”→「ウェドネスデイ」 “air”→「エアル」
  4. 「th」の発音をタ行で発音してしまうことが多いです。
    ex.) “Thank you”→「タンキュウ」
  5. インド英語はrを「ル」と発音します。
    ex.) “park”→イギリス英語では「パーク」だが、インド英語では「パルク」と発音する。
  6. インドで英語が使われたのは、イギリス植民地時代からです。似ている点も多いが、似て非なるものも多いです。
    ex.) インドでは“shop”→”shoppe”と書く。また、ピーマンを”green pepper”→”capsicum”と書きます。
    これらは、決してつづりミスではなく、古い英語(古英語)を使用しているからです。
  7. インド英語はメールなどでの書き言葉が違います。
    ex.) what→wot, we→v, th→dなど独自の言葉を使う傾向にあります。
    What’s that?→wots datと書きます。

 

  1. インド人はみんな英語が話せるのか?

インドの公用語は英語であると言われているが、インド人全員が英語を話せるわけではありません。
公用語というとみんなが全員話せる言語と思いがちであるが、大きな間違いです。

公用語の定義は、公的サービスの提供の際に用いられる言語に過ぎません。
したがって、英語が公用語になったとしても、全員が英語を話せるとは限らないし、その社会の英語話者数とは直接関係がないと考えられます。
(まったくいないということはないが、多数存在することを保証するわけではない)

しかし、世界銀行のアンケート結果によると、大卒の人は9割近くの人が話せます。中等教育卒は5割。初等教育では1割強とさらに低くなります。

以上、お読みいただきありがとうございます。


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インド・バンガロール 濵野京介

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