近年のインド経済について

 

皆さん、こんにちは。
チェンナイ駐在員の中村です。

 

直近、またインドへの法人設立のお問合せを頂く事が多くなりました。
インドの経済は年々拡大を続けていますが、特に近年はGDP成長率で中国を上回り、他の新興国の成長が鈍化する中、内需消費が景気を牽引しています。2016年度のGDPは中国の6.7%を下回り6.6%と減速が見られましたが、これはインドの国有銀行が不良債権に直面し、信用の伸びが抑えられ、一時的に経済成長が抑制されたためです。2017年度は7.1%、2018年度は6.6%の見込みと、比較的安定した成長率になると予測されます。2011年に購買力平価ベースのGDPで日本を抜いて世界第3位になり、2016年における購買力平価ベースのGDPでは日本が4兆9,319億ドルで世界第4位であるのに対し、インドは世界第3位で8兆7,201億ドルと大きな開きをみせるまでに至っています。

 

PwCの調査レポート「2050年の世界」によると、2050年にはインドの購買力平価ベースのGDPはアメリカを抜き、世界第2位になるといわれています。世界経済が大きく変わる今、その中心にインドは位置しているのです。

 

【実質GDPの推移(1980~2016年)】(10億インドルピー)

出所:IMF World Economic Outlook, October 2016

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

Tokyo Consulting Firm Private Limited
チェンナイマネージャー
中村 匠吾(なかむら しょうご)

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る