皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループミャンマー拠点の近藤 貴政です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「ミャンマー政府系銀行2行に対する米国の制裁」についてお話していこうと思います。
目次
【ミャンマー政府系銀行2行に対する米国の制裁】
2023年6月21日、米国の財務省外国資産管理室(OFAC)は
声明(https://home.treasury.gov/news/press-releases/jy1555?fbclid=IwAR2WdU2zXKTEbIVkb0WMZ4aQYMXIVJXZg1vTglw9kqw9rWUzM5ELXaKVCA4)を発し、
ミャンマー政府系銀行であるMyanma Foreign Trade Bank(MFTB)、およびMyanma Investment and Commercial Bank(MICB)について、
国軍の資金確保に使用されているとして、制裁対象と認定しました。
これにより、両銀行に口座を保有している場合、自身が制裁対象でないとしても、送金を受けることが困難になることが予想されます。
また、この制裁は米国の企業や個人に適用されるのみならず、各国の企業や個人が両銀行に資金を送金する場合にも制裁の対象として罰則の対象とする可能性が高いと考えられます。
この動きを受け、ミャンマー国内では外貨の確保がさらに難しくなり、国内では現状外資35%以上の企業が免除対象とされている強制兌換が再度実施されることが懸念される等、
一時的に市場に不安が走り、国の通貨であるMMKの非公式為替相場(=所謂「実勢レート」)が米ドル対比で5%近く下落、金塊の購入が進むなどしています。
さらに、2023年に入って地場の銀行各行ではドル現金の引き出しなどにも一部応じるようになっていましたが、こちらの対応を無期限で停止するという連絡が銀行から通知されるようになっています。
余談を許さない状況が続きそうです。
この記事に対するご質問・その他ミャンマーに関する情報へのご質問等がございましたら
お気軽にお問い合わせください。
※画像クリックでお問い合わせページへ移動します
【PR】海外最新ビジネス情報サイト「Wiki Investment」
※画像クリックでWiki Investmentページへ移動します
進出予定の国、進出している国の情報本当に分かっていますか?
進出してビジネスを成功させるためには、
その国の知識や実情を理解しておくことが必須となってきます。
しかし、情報が溢れかえっている社会ではどれが本当に信頼できる情報なのか?が
重要になる要素かと私は思います。
そんな「信頼できる情報」をまとめたサイトがあれば、どれだけ楽に情報収集ができるだろう…
その思いから作成したサイトが「Wiki Investment」です!!
弊社東京コンサルティンググループは海外20カ国超に拠点を有しており、
その現地駐在員が最新情報を「Wiki Investment」にまとめています。
【Wiki Investmentで何ができる?】
・現地駐在員が毎週ホットな情報を更新するNews update
・現地に滞在する方からご質問頂く、
より実務に沿った内容が記載されているQ&A集
・当社が出版している海外実務本をデータベース化したTCG書籍
などの新機能も追加しました!
経営者・幹部層の方におススメしたい【全ての経営者へ贈るTCGブログ】
※画像クリックで「TCGブログ」ページへ移動します
会社経営や部下のマネジメントをしていると、様々なお悩みって出てきませんか?
・どうしたら、会社は良くなっていくんだろう・・・
・部下が育ってくれるにはどうしたらいいんだろう・・・
そういったお悩みをもつ経営層の皆様におススメしているブログがございます。
コンサルティングファームとして、これまで多くの企業様と関わり、
課題を解決してきたコンサルタント達による
経営課題や悩みについて解説したブログを無料公開しております。
もっと会社を良くしたい!、マネジメントについて学びたい!
そうお考えの皆様におススメのコンテンツとなりますので、ぜひご覧ください!
株式会社東京コンサルティングファーム ミャンマー拠点
近藤 貴政
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。
該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。