こんにちは、東京コンサルティングファームの須田です。
マレーシアでは、IT、製造業、農業、サービス業等は政府から投資を推奨する政策がとられておりますが、これらは特定の地域や産業、取扱製品によってその種類も様々です。
今回はその中でも製造業に関する優遇措置の一つである、パイオニアステータス(Pioneer Status)についてご紹介いたします。
パイオニアステータスとは、製造業において原則的に生産開始日から法人税の一部免除や、法定所得の70%の免税等の優遇措置を5年間受けることができるという、ある条件を満たした企業に対して与えられるステータスのことを指します。また、他にも期間内に発生した未控除の資本控除は、累積損失とともに無期限で繰り越すことができ、期間終了後の収益から控除することができます。生産開始早々から利益がある程度見込まれる会社は、このステータスの保持により大きな恩恵を受けることが期待できます。ただ、初期投資に多くの費用や期間を要し、最初の5年間は利益があまり見込めないと生産開始段階で分かっている会社は、このステータスの取得を安易に選ばない方が良い場合もあります。そちらについては、次回解説したいと思います。
パイオニアステータスの取得には、その条件を満たすために政府の定める認可基準をクリアする必要があります。また、その進出する企業の規模や扱う品目によっても種類が異なります。例えば、自動車産業やハラル工業団地運営等、国にとって重要な事業には10年間、法定所得の100%が免税される等のケースも存在します。どの選択肢が一番好ましいかについては、当局や専門のコンサルタントに一度ご相談されることをお勧めいたします。
何かご不明点、相談事項等ございましたらお気兼ねなくご連絡いただけたらと存じます。
それでは、今週も頑張っていきましょう!
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須田 修司 (Shuji Suda)
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