皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループマレーシア拠点の飯島です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「マレーシアでアジャスタービジネスを行うためには」についてお話していこうと思います。
目次
【マレーシアでアジャスタービジネスを行うためには】
マレーシアで査定業務を行う場合、また損保会社等との取引の際にはアジャスター事業者登録が必要になります。
そのため、管轄のマレーシア中央銀行(バンクネガラ)に事業者申請を行う必要がございます。
中央銀行に申請する際の要件は以下になります。
・マレーシアの会社法の下に設立された法人であること(マレーシアの現地法人であること)
・資本金要件15万リンギット以上を確保していること
・中央銀行が認めるアジャスタ―資格保有者がいること
・株主・取締役・代表取締役が有罪判決を受けていない
・資格のない保険会社・損保会社等のマネジメントに関与していない。
・関係者が資本的利益を有していない。
マレーシア中央銀行の認めるアジャスター資格とは、以下になります。
• Associate or Fellow of Chartered Institute of Loss Adjuster;
• Diploma or Associate or Fellow of Malaysian Insurance Institute;
• Associate or Fellow of Chartered Insurance Institute;
• Diploma or Associate or Fellow of Australian Insurance Institute;
• Associate or Fellow of Insurance Institute of Canada;
• Fellow of Life Management Institute;
• Chartered Property & Casualty Underwriter;
• Diploma or Advance Diploma in Business Studies, majoring in Insurance from MARA University of Technology;
• Degree in Risk Management;
• Basic or Intermediate Certificate Course in Insurance Loss Adjusting from Malaysian Insurance Institute:
• Any other qualification approved by the Bank
申請受付時期は、
2月と8月となっており、それ以外の時期に申請した場合も処理されるのは直近の2月もしくは8月となります。
認定された資格の中でも、
Basic or Intermediate Certificate Course in Insurance Loss Adjusting from Malaysian Insurance Institute(BCCILA)は、
マレーシアでも海外からでも短期の講座を受けたうえで、試験を受けることとで1ヵ月以内に獲得可能です。
受講要件は、
・SPM/SVM/UEC(中国独立系高校の統一試験証明書-シニア・ミドル・レベル)またはそれに相当するもの OR
・2年間の認定技能訓練(専門学校/職業訓練校)OR
・自動車、クラッシュリペアまたは関連業界において少なくとも12ヶ月の実務経験があること。
上記の内1つを満たしていただくことです。日本の大学修了証明書(英訳)も当局MII(Malaysia Insurance Institute)に確認すると、
対象と認められます。
四半期に1度のペースで開講しており、常に受講できるものではありません。
事業者登録が完了すると、年間1000リンギットの登録料が発生します。(初年度は月割り)
12月15日が支払い期日です。
https://www.bnm.gov.my/documents/20124/948107/faq_adjusters_june2023.pdf
https://insurance.com.my/bccila
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飯島 淳
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