ROCファイリングについて

法務

みなさん、どうもこんにちは。増田です。

今回は、インドにおける大事な年次業務の一つである、ROCファイリングの手続きについて書きたいと思います。

通常の年次ファイリングの流れとしては、以下①~④の書類(データ)を作成し、それに必要書類のデータを添付し、ROCサイトにアップロードする必要があります。

①Form66⇒株主総会後、30日以内
②Form23AC⇒株主総会後、30日以内
③Form23ACA⇒株主総会後、30日以内
④Form20B⇒株主総会後、60日以内

例えば、8月31日に年次株主総会が開催された場合、①~③の提出期限は9月30日、④は10月30日が期限となります。

ただ、今年(2012年3月期)に限り、9月21日を境に、9月21日以降に株主総会が行われた場合には、提出期限は11月22日までとなります。(なお、今年は当日、サイトの不具合により、期限が延長されました)

各フォームについては、MCA(Ministry of Corporate Affairs)のサイトで入手することが出来ます。(トップページの、Important Information⇒Annual eFiling)URL:http://www.mca.gov.in/MCA21/
ここで入手した各Form(PDFデータ)に必要情報を入力し、ベースとなる提出書類を作成します。
その後、これらの書類に、コンプライアンス証明書(Compliance Certificate)、年次報告書(Annual Return)、監査報告(Audit report)、財務諸表(Financial statement)を添付して、ROCファイリングを行う形になります。

基本的には、各書類から必要な情報をピックアップし、入力していくことになるのですが、収集すべき情報が多いため、準備がしっかりと出来ていないと、ギリギリになって「あの情報が足りない」といって慌ててしまい、間違いの元にもなります。

特にインドにおいては日本よりも厳格なコンプライアンスが求められており、必要手続きについても日本とは比べ物にならないくらい多いため、しっかりとした決算スケジュール・チェックリストを作成し、これに沿って書類作成を行うことが大事です。

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