皆さま、こんにちは。
バンガロール支店マネージャーの松波優大です。
今回は、インド現法が抑えるべき経営数字 現金循環化日数②について、解説致します。
前回は、いかに現金循環化日数が運転資金政策上、大事になるのかという話をしました。
儲けた利益をここの運転資金の圧迫によって消えないように、ここをいかに改善していくのかという話を、インド現法のケースにて、説明してまいります。
もちろん、現金循環化日数を削減するためには、以下、3つの手段となります。
- 在庫の回転日数を改善する
- 売上債権の回転日数を改善する
- 仕入債務の回転日数を改善する
具体的には、以下が上げられます。
①売上債権回転日数の改善「回収を早める」
- 得意先ごとの回収日数を再度確認
- 回収条件の見直し、得意先との交渉
- 債権管理の徹底、営業担当者に重要性を認識させ協同する
- 満額よりも、流動性の確保⇒ファクタリング
②棚卸資産回転日数の改善「在庫の保有日数を縮める」
- 棚卸資産の細分化による原因分析
「原材料、仕掛品、製品のどこの保有長期化がネックか」 - 製造部門の最適化、最適在庫保有高の確認、在庫削減
- 仕入先に対する単価低減の交渉
- 製造のアウトソーシング
③仕入債務回転日数の改善「支払いを遅らせる」
- 仕入先ごとの支払条件を再度確認
- 支払条件の見直し、仕入先との交渉
(デメリット、メリットを考慮) - 債務管理の徹底
インド現法の場合は、規模にもよりますが、経理部門の統制が弱くここの管理がおざなりになっているケースもありますね。
あと、本当に大事になってくる部分は、上記のような財務的指標をトラッキングするとともに、各要素のボトルネックを特定し、いかに改善していくのかという行動指標と行動をコントロールしていくこととなります。
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株式会社東京コンサルティングファーム バンガロール支店マネージャー
松波 優大(まつなみ ゆうだい)
Tokyo Consulting Firm Private Limited
Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited
TEL: +91 73492 17057 / E-MAIL: Matsunami.yudai@tokyoconsultinggroup.com
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