「インド進出成功 グローバル戦略に基づくローカライゼイション必要性 その9」

 

皆さん、こんにちは。

インドは最高に楽しいですよ!の

インド及びインド周辺国統括の小谷野勝幸です。

 

日々皆様のより良い未来を創るコンサルティングを

行っています。

 

質問:製造・販社

弊社では、インドも含めグループ全体でグローバル化が進んでいます。

その中でローカライゼイションの必要性を感じています。

日本におけるグローバル化やローカライゼイションの

現状について教えてください。

 

 

回答:その9

今回は、適切な収益管理は、経営判断を早く正確に行え、

企業としての成長を目指すための説明をしていきます。

 

・経営判断を早く正確に行うため

(親会社が上場企業であるため)

インドでは、現地人の営業部長が直前まで「問題ない、達成予定」と

日本人社長から何度も確認していたが最終的に手出来たものは、

全く予算に届いていない、事業計画と差異がある結果を提出してきた。

 

また親会社が上場企業の場合、収益見通し公表が必要である。

つまり子会社の収益見通しの精度が問われる。

 

・企業としての成長を目指すため

成長性というのは、言わずもがな最も重要なKPI

(Key Performance Indexer)である。

その最たる例は、売上である。

 

加えて現地Cashで、現地の投資をカバーできるのかが重要である。

また収益性とういう面で、ROAや損益分岐点、労働分配率を

KPIとして共有し、子会社の成長性を数値で可視化し、親会社から

具体的のどの数値をフォローすべきか、子会社からどの数値を

フォローしてほしいか、成長するために必要なKPIを把握し、

把握した数値から危機感を共有することが非常に重要である。

 

危機感を具体的にどうやってインド人に共有できたのか?という質問が

当然あると思いますが、これは、KPIの可視化と共有を行い、意識づけを

まず行うこと、それを見える形でしっかりと提示していくことが重要である。

 

例えば、具体的な収益性の改善として、他社事例として、インド人管理者が

使っていた交際費(ビジネスクラスの使用)を一切認めないという

社内ルールを明記した事例などもある。

 

その10に続く~

 

 

弊社では、インドにおける幅広いお困りごとを解決致します。

インド進出から進出後の会計、税務、人事、労務、法務も含み対応しております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

東京コンサルティングファーム

インド国 取締役

小谷野 勝幸

 

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