皆さま、こんにちは。
バンガロール支店マネージャーの坂本です。
日頃お客様から寄せられるご質問につきまして、Q&A形式でお答えしていきたいと思います。
今週は、帰任者のITCC取得についてお話ししたいと思います。
《質問内容》
日本人駐在員が帰任するにあたり所得税納付証明書（Income tax clearance certificate）を取得したいが、具体的にどのような手順で申請を行えばいいですか？
《回答》
まずPANを取得した州と納税を行っている州が異なる場合、PAN migrationと呼ばれるPAN情報の移行を行う必要があります。こちらはIncome tax departmentのサイトから確認して頂く事ができます。
州が同じである場合は上記の手続きは不要となりますが、登録州が異なる場合は、通常より一か月程度早めにご準備を開始される事をお勧めします。
次に、PAN情報の移行が完了した後は、下記書類をご準備下さい。
１． PANカードのコピー
２． パスポートのコピー
３． インド出国日（既に帰任の際の航空券を予約済みの場合は、e-ticketのコピー）
４． インド法人におけるAppointment letter（採用通知書）
５． FRRO証明のコピー
また、ITCCはインド出国の際に正しく納税を行っていた事を証するための書類であり、帰任後に申請を行う場合は、当局の判断によりリジェクトされる場合もあります。したがって、取得をご希望の場合はお早めにご準備開始される事をお勧めします。
弊社では、会計・税務、人事労務、行政の対応まで幅広くサポートを行っております。
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東京コンサルティングファーム
坂本 佳代
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