APA制度について②

税務

Tokyo Consulting Firm Private Limited

ムンバイ駐在員

谷川 千裕(たにがわ ちひろ)

TEL: +91 7678007312 / E-MAIL: tanigawa.chihiro@tokyoconsultinggroup.com

 

皆様 こんにちは

インドムンバイ駐在員の谷川です。

ムンバイは段々暑さを増してきました。。皆さん夏バテにはご注意ください。

さて、今週もお客様から寄せられたご質問にお答えしていきます。

 

Q: インドでのAPA制度について、他国のそれと比べた特徴点は何でしょうか。

 

A: 以下がインドAPA制度における主な特徴点です。APA自体は2012年7月1日から導入されていますが、2014年10月1日から新たにロールバック規定が設けられました。

 

特徴

インドAPA

事前相談(Pre-Filing Meeting)

あり

柔軟性(訂正・取下げ、見直し等)

あり

APAチーム

税務当局担当官と、経済・統計、法律その他必要な分野の専門家で編成される。

文書の簡素化

あり(年次報告(Annual Compliance Report))による納税者負担の軽減(ACR)

ロールバック(未調査過年度への適用)

あり(4年間)

確認対象期間

最長5年間

申請料

取引規模により異なる。

・10億ルピー以下の取引⇒100万ルピー

・10億ルピー超20億ルピー以下の取引⇒150万ルピー

・20億ルピー以上⇒200万ルピー

 

 

今週は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

東京コンサルティングファーム

谷川 千裕

 

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