『インド会計の簡単解説』内部監査第2編(全4編)

会計

皆さん、こんにちは。
インド・バングラデシュ統括の小谷野勝幸です。

昨日は、私の誕生日を迎えケーキをスタッフの皆さんから頂きました。日本では、誕生日やお祝い事があると周りからお祝いを頂いたりします。インドでは、お祝い事があるとその当事者から関係者にお祝いを配り【幸せを分け与える】文化があります。

例えば、今回の様に私の誕生日の場合だと、私からピザやサモサ(インドの軽食)を振る舞ったりします。皆様もお祝い事の際は、ぜひ幸せを配ってみてください。

そして、今回は内部監査第2編(全4編)として内部監査の実情についてご説明します。

■内部監査の実情について
内部監査第1編で記述した対象企業は、内部監査が必須となります。しかしながら、インドでの経営の厳しさから事実上内部監査を実行している企業は少ないです。インド進出企業で黒字を達成している企業様は約2から3割のみであり、利益なしもしくは赤字企業は7から8割にも上るため予算の捻出が難しいことが、内部監査への対応を行わない要因となります。

とはいえ、内部監査対象企業の中でも、特にインド現地企業と合弁している企業やインド人Managing Directorにより経営されている企業、比較的急成長や規模の拡大をしている企業は、内部監査を定期的に行っています。その背景として、日本親会社から現地子会社の内部統制や社内管理の強化のための要望や現地企業のコントロールや管理体制の定期的な調査と改善を行うためとなります。

第3編では、内部監査と法定監査の違いについてご説明します。コンプライアンスの強化や内部統制強化について少しでもご質問やご不安がありましたらこちらまでご連絡頂ければと思います。

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