『インド会計の簡単解説』内部監査第4編(全4編)

会計

ナマステ~、皆さん。
インド・バングラデシュ統括の小谷野勝幸です。

本日は、全4編でご紹介させて頂いた内部監査の最終第4編についてお話させて頂きます。長々とお付き合いありがとうございます。もう既に監査が終了し税務や移転価格監査に取り掛かっている企業様もいらっしゃり、監査の質とスピードは大変満足してますでしょうか。本日は、監査手続きにも影響をあたえる内部監査の実行プロセスについて下記の様に内ご説明します。

■内部監査の実行プロセス
内部監査を実行する際には、大きく3段階に分けることが出来ます。まずは、内部監査を行うために全体の計画とスケジュールの作成を行います。次に計画表を基に実際の調査や関係者への質問をしていきます。そういったプロセスの中でリスクの高い、もしくは将来リスクになる可能性が高い事象を内部監査レポートにおいて各企業の経営陣様へ提出する形となっております。
下記、内部監査のプロセス紹介となります。
①内部監査の計画

・リスク評価を中心とした内部監査計画の立案
経営方針や会計手続き、取引システムの理解
会計や報告範囲の確定
・財務・非財務分野の潜在的リスク予想
財務分野:売上、小口現金、売掛金、買掛金、棚卸、仕入れ、引当金、利子など。
非財務分野:生産や採用、フリート、見積、入札、安全・衛生などの管理。

②実地調査の実行

財務・数値データの回収、サンプル調査、重要指標のテスト、証憑や必要書類の確認など。

③内部監査レポート

内部監査に関わる質問と回答、潜在的リスク、承認手続きの限界、内部統制の適正性、問題点や虚弱性の改善提案と関連費用の評価など。

又下記が内部監査レポートに含まれる一例となります。参考までにご覧いただければと思います。

Cover page
Table of Content
Executive summary of the audit
Background of the audit
Method used
Purpose and scope of the audit
Scope of the limitation
Auditing Summary
Detail of the audit
Conclusion

内部監査業務は、各企業様用にアレンジしてご提供可能となります。例えば、現金の取り扱い方針の作成やTDS含めた支払い状況の確認と対応の改善化等もご提案させて頂いておあります。少しでも今後ご質問やご不安がありましたらこちらまでご連絡頂ければと思います。

※記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承くださいませ。

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