【マレーシア:Q&A】基礎情報⑤

投資環境・経済

皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループマレーシア拠点の安孫子 悠治です!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今回は「【マレーシア:Q&A】基礎情報⑤」についてお話していこうと思います。

 

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【日本との関係性は?】 

マレーシアにとって日本は上位貿易相手国となっています。マレーシアの 2018 年の輸出総額は 9,980 億リンギットであり、輸出国を見るとシンガポールが首位で、次いで中国、米国、香港、日本と続いてい ます。輸出全体に占める日本の構成比は 6.9%で、2001 年の 13.3%に比べると約半分となっています。 これは日系企業の中国や他 ASEAN 諸国への進出が加速したことが背景にあると考えられます。また、 2018 年の総輸入額は 8,777 億リンギットであり、輸入国は中国、シンガポール、米国、台湾、日本と続 いています。近年では中国への輸入依存が進み、輸入全体に占める日本の構成比は 7.2%で 2001 年の 19.2%に比べて約 3 分の 1 程度に減少しています。 

投資に関して見ると、2018 年末時点で日本はシンガポールに次ぐ直接投資国になっており、日本から マレーシアへの直接投資は過去 10 年間はプラスで推移しています。日系企業数は約 1400 社に上り、マ レーシア投資の魅力について JACTIM と JETRO が共同で行った調査によると、労働者・国民の英語力 や親日的な国民が魅力との回答が多くありました。 

2017 年には日本とマレーシアの外交樹立 60 周年を迎え、1982 年から 30 年以上に渡り東方政策が行 われてきました。東方政策とはアジアにおいて短期間で近代国家に発展した日本等の経験に学ぶことを 旨とした人材育成プログラムであり、この東方政策が現在までの日馬関係の土台を強固にし、マレーシ ア人の日本への好印象、日本志向を高めるなど日本に対するイメージや取り組みに良い影響を与えてい ます。 

【日系企業進出状況は?】 

マレーシアに進出している日本企業は、合計で 1,385 社(ジェトロ・クアラルンプール 2018 年 9 月時 点)となっています。そのうち、製造業が 691 社、非製造業が 681 社を占めています。マレーシアの投 資コストは他の ASEAN 諸国と比較すると相対的に安いとはいえず、労働集約的な製造業の新規進出は ペースダウンしていますが、その一方で 1 人あたりの GDP が 10,942 ドル(2018 年)に達しているこ と、内需が堅調に伸びていることから、消費に着目するサービス産業の進出は増加傾向にあると考えら れます。 

業種別の動向としては、電気・電子製品が最も多く、進出製造業企業の 3 割超を占めています。日系の

家電メーカー1970 年台からマレーシア国内市場向けの製品を製造するための向上を設立、1987 年から はプラザ合意後の円高を背景に、欧米などへの輸出を主目的とした大規模な拠点工場が設立されました。 

このことから裾野産業としての電子部品産業も集積し、マレーシアは電子・電気産業の一大集積拠点 へと成長しました。地域別に見ると、首都クアラルンプールとクアラルンプールに隣接するセランゴー ル州が立地場所としても最も人気が高く、日系企業の 6 割以上が 2 地域に集中しています。

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安孫子 悠治


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