インド Tally(タリー)の使い方

会計

 

 

こんにちは、TCFインド ムンバイ駐在員の長坂です。

 

本日はインドで一番使用されている会計ソフト「Tally」について、簡単に確認方法をお伝えしたいと思います。操作性が日本の会計ソフトと全然違うため、経理に明るい方であっても初めは戸惑うかと思いますので、最低限内容確認を行うための操作方法だけでもお伝えできればと思います。

 

 

 

Q.

 

インド子会社の管理を行なっている日本側担当者です。インド人会計担当よりTallyデータが送られてくるのですが、内容の確認方法が分かりません。

 

 

 

A.

 

下図はTallyを開いた後のメイン画面となっております、全ての操作はこの画面からスターと可能です。なお、ここまでの開き方などは、使用しているバージョンによっても異なり、一概には申し上げられないため、今回は割愛します。

 

 

【基本操作】

・マウスでは選択のみ可能

・方向キー:操作

・Enter:選択

・Esc:戻る

・(Yes or Noと聞かれたら)「Y」「N」でそれぞれ選択可能

 

【各資料の閲覧方法】※上記画面から。

・貸借対照表:「Balance Sheet」を選択

・損益計算書:「Profit & Loss A/c」を選択

・在庫確認:「Stock Summary」を選択 ※上画面には記載なし

・残高試算表:「Display」⇒「Trial Balance」を選択

・仕訳日記帳:「Display」⇒「Day Book」を選択

・元帳:「Display」⇒「Account Books」⇒「Ledger」⇒該当勘定を選択

・キャッシュフロー:「Display」⇒「Cash/Funds Flow」

・未取付小切手一覧:「Banking」⇒「Bank Reconciliation」

 ※Bank StatementとTally残高がずれていると思ったら確認。

 

【資料閲覧時の操作】

・期間の変更:「Alt+F2」

Educational Versionを使用している場合には基本的に1日と31日のみ選択可能。(4月分のみ閲覧したい場合にはFrom「1/4/2014」To「1/5/2014」などのように入力する)

 

・詳細情報表示:「Alt+F1」

残高試算表などで最小単位までを表示したい場合には、残高試算表を開いたあとに、「F12」⇒「Expand all levels in Detailed Format」をYesにする。(出来ない場合には表示されない)

 

・集計単位の変更:「Alt+N」

月/四半期/年単位を変更可能。

 

・データのエクスポート:「Alt+E」

入力すると「Export ?」と聞かれるため、「N」を選択。

Language :「Default」(そのまま)

Format :「Excel」(そのまま)

Export Location :抽出後にエクセルで別保存するため、特に変更の必要なし

Output File Name :任意のタイトルに変更する。ここを変更しない場合には過去に抽出したデータを上書きすることになるため、変更は必須。

以降は必要に応じて変更頂ければと思います。特に追加要望が無い場合には、そのままで問題ありません。

Enterを押していくと、再度「Export ?」と聞かれるため、「Y」で抽出。(Enterの押しっぱなしでも選択可能)

 

およそ、これくらい覚えていれば基本的な内容確認は可能かと思います。ちなみに、私はTallyで記帳まで出来ますので、「○○の見方が分からない」や「データが開かない」等、疑問点ございましたらお気軽にお申し付け頂ければと思います。

 

 

 

 

 

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