マレーシア 日本人に対する社会保障制度

労務

皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファーム、マレーシア駐在員の須田です。

今回は、お客様からいただいたご質問をご紹介したいと思います。

【ご質問】
今度、新しい日本人社員を採用予定ですが、日本人に対する社会保障制度はどうなっていますか?本人はEPF(年金制度のようなもの)の登録を希望していますが、日本人でも加入できるのでしょうか。可能の場合、登録の方法を教えてください。

【ご回答】
マレーシアにおいて、外国人労働者に対する社会保障制度は存在しますが、そのほとんどは一定の地域(主に発展途上国)の外国人のみが対象となっており、日本人には該当しないケースがほとんどです。
そのため、基本的に日本人は其々会社が推奨している保険会社に加入するのが一般的となっております。

ただ、EPFの場合日本人も加入することが可能です。
以下、詳細を記載いたします。

登録要件は、ローカルスタッフと変わりません。
ただ、会社負担額については、通常は基本給の12%であるのに対し、外国人の場合はRM5のみになります。
(従業員負担額は変わりません)

 会社側負担額 : 基本給の12%  ⇒ RM 5(%でない)
 従業員側負担額 : 基本給の11% ⇒ 基本給の11%

上記のように、日本人であっても登録し、その恩恵を受けることが可能です。また、日本と違って完全積み立て方式となるため、比較的安心して納められると言えます。

他にもご不明点等ございましたらお気兼ねなくご連絡下さい。

以上です。

Tokyo Consulting Firm Sdn. Bhd. (1097549-H)
須田 修司 (Shuji Suda)

A-22-9, Menara UOA Bangsar,
No. 5, Jalan Bangsar Utama 1,
59000, Kuala Lumpur, Malaysia

TEL: +603-2201-3526
E-mail: suda.shuji@tokyoconsultinggroup.com

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