マレーシアでの社会保険に関して

労務

皆様、お世話になっております
東京コンサルティングファーム マレーシア の安孫子で御座います。

今回は、マレーシアでの社会保険に関して、ご説明させて頂きます。

 

【社会保険】

マレーシアには日本の雇用保険に該当するものは存在しません。一方で、SOCSOは、原則すべての労働者を労災給付制度に加入させる義務を雇用者に課しています。
従前は外国人労働者の加入は免除されていましたが、2 0 1 9年1月1日より全労働者の登録が必要になりました。

日本の年金に相当する従業員積立基金は、政府が国民に課した強制預金です。マレーシア人の労働者と同等の扱いを希望する外国人労働者が加入します。拠出金の会社と労働者の負担比率は、13%(または12%)対11%です。

 

【社会保険の被保険者資格の継続・喪失】

日本から海外に出向する際には、日本国内の企業との雇用関係が継続する(在籍出向)か継続しない(転籍出向)かにより、社会保険の取扱が異なります。
在籍出向であり、出向元から給与の一部または全部が支払われる場合には、海外に赴任している間も健康保険、厚生年金保険、雇用保険等の被保険者資格は継続します。ただし、健康保険と厚生年金保険とは抱き合わせになっているため、一方のみ加入することは不可能です。

一方、日本の出向元との雇用関係を終了させ、海外現地法人等との雇用関係を結ぶ転籍出向の場合には、出向元との雇用関係が継続しないため、健康保険、厚生年金保険、雇用保険等の被保険者資格は喪失します。

 

弊社では各種社会保険の登録に関する業務の代行、各種納付サポートをしております。
ご質問やご依頼が御座いましたら、ぜひともお問い合わせ頂ければと存じます。

 

東京コンサルティングファーム マレーシア拠点 / Tokyo Consulting Firm Malaysia
安孫子 悠治 (abiko yuji)


E-mail:abiko.yuji@tokyoconsultinggroup.com

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