マレーシアでのIFRSの運用に関して

皆様、お世話になっております、
東京コンサルティングファーム マレーシア の安孫子で御座います。

 

今回は、マレーシアでのIFRSの運用についてご説明させて頂きます。
下記、詳細を記載させて頂きます。

目次

〇マレーシアにおけるIFRS の運用

マレーシアは、アジア諸国の中でも早くから、国際基準の規定を積極的に国内基準に取入れてきた国の一つです。
2 0 0 8年8月に、MASBがIFRSの導入を発表し、2 0 1 1年1 1月からIFRSを取込んだマレーシア会計基準(MFRS)が導入されました。

MFRS 1 4 1に定められた農業(Agriculture)、および国際財務報告解釈指針委員会(IFRIC)第1 5号不動産の建設に関する契約(Agreements for the Construction of Real Estate)を除き、閉鎖企業以外のすべての企業は、2 0 1 2年1月1日またはそれ以降に開始する会計年度からMFRSに従うことになりました。

 

MFRSは、ほぼIFRSに準拠した財務諸表であり、初めて財務諸表および中間財務諸表を作成する企業は、MFRS 1の「最初にマレーシア財務報告基準を採択する際の処理」(First-time adoption ofMalaysian Financial Reporting Standards)に従わねばなりません。

MFRSに従うことで、IFRSに準拠した財務諸表が作成されます。
2 0 1 6年1月1日から、従来、上場企業以外が採用していた会計制度、PERS(Private Entities Reporting Standards)が廃止されました。
代わって採用された新会計制度、MPERS は、中小企業向けではあるものの国際会計基準とほぼ同等であり、大企業だけでなく中小企業にも国際基準を適用していくことにより、国際化へ舵を切っています。


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東京コンサルティングファーム マレーシア拠点 / Tokyo Consulting Firm Malaysia
安孫子 悠治 (abiko yuji)


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