皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファーム、マレーシア駐在員の須田です。
今週は、先週に引き続き外国人雇用について触れたいと思います。
外国人労働者の国籍別内訳(単位:人、%)
(内務省から引用)
近年、マレーシアでは製造業やサービス業において、その労働力を近隣諸国の賃金の安い外国人労働者に頼っているのが実情です。内務省の調査によると、2015年時点で合法の労働者だけでも約210万人、非合法の外国人労働者も合わせると、少なくとも400万人いると言われております。
しかし、いわゆる出稼ぎに来ている外国人労働者を雇っても、技術を習得した労働者が結局は本国に帰ってしまい良い人材が残らない点、本国への資本流出が避けられない点を鑑みると国としてのデメリットは大きいように思われます。政策の実施先送りや見直しなどはあるにしろ、この大量流入した外国人労働者を削減し、マレーシア人雇用を促進する動きはこれからも一層加速することが予想されます。
今後も、マレーシア政府の動きに注目が必要です。
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須田 修司(Shuji Suda)
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