インドにおける現地法人設立「納税番号PANの取得及び税務コードの取得」

法務

みなさんこんにちは、本日は「インドにおける法人設立 納税番号PANの取得及び税務コードの取得」についてお話したいと思います。

[納税番号(PAN)の取得]

納税番号(PAN:Permanent Account Number)は、税務署とのやり取りに必要となる番号で、法人所得税の申告書に記載が求められるものです。

PAN のフォームには、Form 49A とForm 49AA があります。インドに居住する者はForm 49A を用いてPAN の申請を行い、居住していない者はForm 49AA を用いて申請します。個人でも法人でもPAN を取得する際の申請フォームは同様です。

[その他税務コードの取得]

源泉徴収番号(TAN:Tax Deduction Account Number)は源泉徴収が必要となる取引に必要な番号で、PAN と同様に法人の設立登記申請と同時期に取得する必要があります。そのほか、輸出入を行う場合は輸出入者管理コード(IEC:Importer-Exporter Code)、物品・サービスの売買を行う場合は物品・サービス税(GST:Goods andServices Tax)コードを取得する必要があります。
法人登記手続として2016 年にSPICe フォームという新フォームが導入され、2018 年にはこのフォームを用いることで、登記申請と同時に商号、PAN、TAN、DIN を取得することが可能になりました。
従来は登記前に商号取得、DIN とDSC の取得を行い、登記後にPAN とTAN を別途取得するという流れでした。各種ライセンスの取得が登記申請時に集約されたため、法人設立の所要時間が大幅に短縮されました。ただし、SPICe フォームを使用せずに会社を設立する場合には、従来の手順に従ってPAN とTAN を取得する必要があります。

お読みいただきありがとうございました。
インドの詳細情報をご覧になりたい方は、下記のバナーからwiki-investmentをご覧くださいませ。
インドの会計税務労務まで、最新情報を取り揃えております。

関連記事

ページ上部へ戻る