インドにおける現地法人設立 [取締役識別番号(DIN)の取得]

法務

みなさんこんにちは、本日は「インドにおける現地法人設立 [取締役識別番号(DIN)の取得]」についてお話したいと思います。

取締役識別番号(DIN)の取得

取締役識別番号(DIN:Director Identification Number)とは、会社の取締役を番号によって識別するために、各取締役に割当てられる番号のことです。DIN によって、各会社の取締役の身分を確認することができます。また、一人の取締役が15 社以上の会社(公開会社の場合は10 社まで)の取締役を同時に兼任することを禁止する規定(会社法165 条)を、DIN を通じてチェックすることになっています。

インド会社法に従い、インド企業省に会計年度期末日(3月31日)までに、取締役番号(Director Identification Number、以下「DIN」)の割当を受けている全ての個人は、翌年度4月30日までに身元情報を”Form DIR-3KYCにて申告することを義務付けられています。

2019年6月28日、インド企業省は、2014年会社法12A(Rule 12A of the Companies Rules, 2014.)に基づくDIR-3 KYCの申告規定に以下の修正を発表しました。

(1)2018年4月1日から2019年3月31日までにDIN-KYCの申請を行った個人は政府系のウェブサイトよりオンライン登録が必要になります。

前回の登録で携帯番号やメールアドレスに変更がある場合は、フォームDIR-3KYCの提出により修正が可能です。

その他、前回の登録で個人情報に修正点がある場合はフォームDIR-6の提出により修正が可能です。

(2)上記(1)に該当しない場合で、2018年4月1日から2019年3月31日までにDINを取得した個人は、通常のDIN-KYCの対応が必要になります。

お読みいただきありがとうございました。
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