皆さま、こんにちは。バンガロール支店マネージャーの松波優大です。
前々回、前回と引き続き電子請求書について説明してきましたが、
今回は、電子請求書の導入と同時に提案されている新たなGST月次申告について説明いたします。
そもそも、今回の電子請求書の導入の背景には、2017年のGST導入以来、バラバラとなっていた請求書発行業務、
GST月次申告(GSTR-1、GSTR-3B)等を統一し最適化するとともに、GST徴収漏れを防ぐことでした。
現在、GST申告業務はGSTR-1、GSTR-3Bとなっており、それぞれ以下の通りとなっています。
-GSTR-1:仮受GST等供給データの申告、翌月10日まで
-GSTR-3B:月次申告、翌月20日まで
電子請求書の導入に併せて、2020年4月分の申告より以下の申告体制に移行することが提案されております。
-Form GST ANX-1:供給データのアップロード
⇒年間総売上高5000万INR以上の場合、月次申告(翌月10日まで)
⇒年間総売上高5000万INR未満の場合、四半期申告(7月10日、10月10日、1月10日、4月10日)
-Form GST ANX-2:仕入データの自動アップロード(供給者側でアップロードされたデータが仕入側に自動反映)
⇒現行のGSTR-2同様、仕入側でアップロード必要なし
-Form GST RET-1:月次申告、四半期申告
⇒年間総売上高5000万INR以上の場合、月次申告(翌月20日まで)
⇒年間総売上高5000万INR未満の場合、四半期申告(7月20日、10月20日、1月20日、4月20日)
上記に加え、GST年次申告(Form GSTR-9及びForm GSTR-9C)は現行と変わらず、運用されることとなります。
株式会社東京コンサルティングファーム バンガロール支店マネージャー
松波 優大(まつなみ ゆうだい)
Tokyo Consulting Firm Private Limited
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