皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループインド拠点の長山 毅宏です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「12月度の貿易収支」についてお話していこうと思います。
12月度の貿易収支について
インド商工省は2023年12月の貿易収支は198億ドルの赤字で、
42カ月連続の貿易赤字となったと1月15日に発表しました。
12月の輸出額は384億5,000万ドル、輸入額は582億5,000万ドルとなります。
貿易赤字の解消に向けて、政府の政策として下記が挙げられます。
・メイク・イン・インディア:製造業を振興することで輸入に頼らず国内消費を推進
・輸出促進:輸出手続きの簡素化、輸出品目の多様化、輸出先の多様化により、輸出を促進
・輸入制限の導入:輸入品の品質や安全性の確保のための輸入制限
今回の調査で、輸出において一番の減少率はその他穀物(前年比-47%)
輸入において一番の上昇率は豆類(前年比+81%)
この結果から輸出入に相関的に関係していることが分かります。
今は経済が停滞している中で、穀物などの食の需要は大いにあるということが分かります。
しかし、今後の経済発展には製造業などの主要産業の発展に鍵になるでしょう。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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世界銀行は2024年のインドのGDP成長率を5.6%になると予想しました。
これは、23年の同成長率と比較すると0.1%低い結果となります。
しかし、国連は2024年のインドの成長率を6.2%と予想しました。
これから見てもインド経済の動向が読めないということが挙げられます。製造業活動の低下、サービス部門の減速、失業率の上昇、大気汚染という4つの要因が今回の予想GDPに影響していると考えられます。
しかし、成長要因も多くITへの投資や、公共投資と活発なサービス活動といった面で堅調に推移すると見込まれています。
また直近では、自動車会社のスズキがインドに5つの工場の建設計画をしており投資額は3500億ルピー・将来の年間投資額は100万台となる見込みになると「バイブラント・グジャラート・グローバル・サミット2024」で社長の鈴木敏弘氏が発表しました。
その他日系企業においても情報通信技術、再生可能エネルギー、電気自動車など製造業だけでなくIT分野やエネルギー分野においても安定的に伸びがみこまれます。
今後インドはアジアの中でもGDP成長率は高く、2026年には、日本を超えると予想されていく中で、2024年のインドの成長に期待したいところです。
以上になります。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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長山 毅宏
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