Tokyo Consulting Firm Private Limited
ムンバイ駐在員
谷川 千裕(たにがわ ちひろ)
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皆様 こんにちは
インドムンバイ駐在員の谷川です。
今回はインドで今最もホットな話題であるGSTについて最新情報をお届けします。
100年に一度の税制改革と呼ばれているこのGST導入ですが、不透明な部分も多く様々な懸念点がありました。しかし、11月3日に行われたGST委員会の第4回目の会議により、GST税率がついに決定されました。例外はあるものの、原則的に5%、12%、18%、28%のいずれかが適用となります。一般的に必需品とされるものには5%、奢侈品に対しては28%のGSTが課されます。また、たばこやアルコール製品、pan masala、高級車等は28%にさらに追加税がかかるとされています。反対にConsumer Price Index(消費者物価指数)の構成要素となる穀物類に対してはGST税の免除対象となります。また、サービス税は現行の15%から18%に変更されると考えられます。
しかし、この税率の統一により、GST導入から最初の1年間は今まで適用されていたVAT税との違いから5兆円の補償金が必要とされています。政府は奢侈品に対する追加税やclean energy cess(環境税)でこの損失を補てんすることを公表しています。
今週は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
東京コンサルティングファーム
谷川 千裕
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