インドでビジネスマナー講座 その3

皆さんこんにちは。グルガオンオフィスの中道です。

前回ビジネスマナーはビジネスの手段として用いる、その結果顧客に良い印象を与え、信頼を得ていくという話をしました。

弊社でもマナー講座を実施した結果、一つ一つ分解するとインド人スタッフも理解してくれました。インド人スタッフの理解を得ることはとても大切です。彼らは自分の納得なしに行動することはほぼないです。

さて良い印象を与えるそして信頼を得るという理想の結果が共有できました。ここでもう一度手段に立ち戻ります。どういうビジネスマナーならば、信頼を得られるのでしょうか。インド流ビジネスマナーでは日本人の顧客は納得しません。そこをここで徹底的に教えるのです。彼らはすぐインドでは~という話をしますので、日本人顧客を満足させるためには日本流ビジネスマナーが必要だと伝えます。

今日のテーマは第一印象の作り方。まずは挨拶です。あるサービス業を行う日系企業様にもインド人の受付が笑わない、接客が悪いということで悩んでいらっしゃいました。受付がない企業に至ってはその場で無視することもあります。担当者が不在だったときに代わりに対応しようという心掛けがないのです。

弊社ではお客様がいらした際と、お客様がお帰りの際は挨拶をしています。皆が立ち上り「いらっしゃいませ」と出迎え、「ありがとうございます」とお見送りをします。挨拶は毎日の30分の研修メニューに含まれており、そこで笑顔、お辞儀の姿勢などをチェックするようにしています。毎日の練習のおかげで弊社のインド人スタッフは皆笑顔で綺麗なお時儀を習得することができました。

また最近は社員同士の挨拶を活発化するために、営業の社員は出かける際「いってきます」見送る社員は「行ってらっしゃい」そして、帰社時には「ただいま」出迎える社員は「おかえりなさい」という挨拶を行っています。

こうすることで、まず自分の仕事と違う仕事をする人に挨拶をすることになります。そして、挨拶をしない対象がいなくなります。社員は必ず扉に目を向け、自分で判断します。もちろん見送りや出迎えようとしているのに「いってきます」や「ただいま」がなければ不満を持ちます。そうすると挨拶をしない社員を注意するようになります。

会社は自分の仕事だけで成り立っている訳はありません。そのことをストレートに言ってもなかなか伝わらないものですが、こうしたマナーの工夫で少しずつ根付いていきます。

以上

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