皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループカンボジア拠点の谷坂 映歩です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「カンボジアの集団解雇」についてお話していこうと思います。
【カンボジアの集団解雇について】
会社の経営状況により余儀なくされた場合の集団解雇について、カンボジアでは、労働法第95条に規定されています。
無期雇用契約、有期雇用契約を問わず、集団解雇をする際の留意点は以下になります。
- 社内における労働者の資格、年功、家庭負担を考慮した上で解雇の順序を定める。
- 雇用者は、労働者代表に対して事前に書面通知を行わなければならない。
- 解雇される労働者は、最も技能が低い労働者、次に最も年功が短い労働者が解雇されるものとする。
- 解雇される労働者の上記年功に伴い、「婚姻している婚姻している場合は1年加算」、「子供の扶養人数に応じて1年加算」される。
- 解雇された労働者は、2年間、同じ企業、同じ地位で優先的に再雇用される権利を有する。
※「雇用主は、労働代表者に対して、事前に書面通知を行わなければならない」
→あくまで集団雇用の場合であるため、個々人の労働者を解雇する際は、毎度労働代表者に事前通知をする訳ではありません。(この場合、個々人への事前通知を行うことになります。)
※「解雇される労働者の上記年功に対して、「婚姻している場合hは1年加算」と「子供の扶養人数に応じて1年加算」される」
→若い労働者、技能の低い労働者であっても、算出した「年功」の結果を基に解雇していくことが好ましいとされています。
例)半年しか働いていない労働者(男性)で、奥さんと子供が2人いる場合
年功=0.5年+1年(奥さん)+2年(子供2人)=3.5年
つまり、2年働いており、扶養家族0の労働者には加算がないため、上記老王車よりも「年功」という観点では、解雇される順位が高くなってしまうと考えられます。
この記事に対するご質問・その他カンボジアに関する情報へのご質問等がございましたら
お気軽にお問い合わせください。
※画像クリックでお問い合わせページへ移動します
【PR】海外最新ビジネス情報サイト「Wiki Investment」
※画像クリックでWiki Investmentページへ移動します
進出予定の国、進出している国の情報本当に分かっていますか?
進出してビジネスを成功させるためには、
その国の知識や実情を理解しておくことが必須となってきます。
しかし、情報が溢れかえっている社会ではどれが本当に信頼できる情報なのか?が
重要になる要素かと私は思います。
そんな「信頼できる情報」をまとめたサイトがあれば、どれだけ楽に情報収集ができるだろう…
その思いから作成したサイトが「Wiki Investment」です!!
弊社東京コンサルティンググループは海外20カ国超に拠点を有しており、
その現地駐在員が最新情報を「Wiki Investment」にまとめています。
【Wiki Investmentで何ができる?】
・現地駐在員が毎週ホットな情報を更新するNews update
・現地に滞在する方からご質問頂く、
より実務に沿った内容が記載されているQ&A集
・当社が出版している海外実務本をデータベース化したTCG書籍
などの新機能も追加しました!
経営者・幹部層の方におススメしたい【全ての経営者へ贈るTCGブログ】
※画像クリックで「TCGブログ」ページへ移動します
会社経営や部下のマネジメントをしていると、様々なお悩みって出てきませんか?
・どうしたら、会社は良くなっていくんだろう・・・
・部下が育ってくれるにはどうしたらいいんだろう・・・
そういったお悩みをもつ経営層の皆様におススメしているブログがございます。
コンサルティングファームとして、これまで多くの企業様と関わり、
課題を解決してきたコンサルタント達による
経営課題や悩みについて解説したブログを無料公開しております。
もっと会社を良くしたい!、マネジメントについて学びたい!
そうお考えの皆様におススメのコンテンツとなりますので、ぜひご覧ください!
株式会社東京コンサルティングファーム カンボジア拠点
谷坂 映歩
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。
該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。