ブラジル就業規則(HRポリシー)の要点⑥

こんにちは。 東京コンサルティングファーム ブラジル駐在員の金内です。

今週はブラジル労務について記載いたします。

 

前回に引き続き、就業規則、HRポリシーについて記載します。

今回は、採用プロセス(RECRUTAMENTO / RECRUITMENT)について書いていきます。

採用プロセスは、就業規則には通常記載されない項目ですが、HRポリシーやマニュアルに盛り込まれ、HR担当の従業員や新入社員、管理者によって参照されるべき項目です。

現在ブラジルでは、e-Socialというブラジル政府管轄のシステムによって、会社への社員の登録などが管理されています。そのため、当該システムのオペレーション、新入社員から回収すべき情報や書類について抜け漏れなく対応するためにも、採用プロセスを明確に規定しておくことは重要であるといえます。

また、ブラジルでは、採用した社員が就業を始めるためには、必要なプロセスを経て、e-Socialへ登録されていることが前提となるため、一連の採用プロセスが完了していない場合は、新入社員は就業を始めることができません。プロセスに抜け漏れがあり、予定始業日に業務が開始できないケースや、情報に欠陥があり後々に労務コンプライアンス違反となるリスクを避けるためにも、明確なプロセスと詳細をガイダンスとしてまとめておく必要があるのではないでしょうか。

 

以上

 

 

 

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