ブラジル就業規則(HRポリシー)の要点⑤

労務

こんにちは。 東京コンサルティングファーム ブラジル駐在員の金内です。

今週はブラジル労務について記載いたします。

 

以前にご紹介した、就業規則、HRポリシーについて記載します。

今回は、組合規定(UNIÃO REGULAMENTO / UNION REGULATION)について書いていきます。

ブラジルでは、労働法(CLT)に加えて、各企業が適用される組合の労使協定を順守する必要があります。これは、業界ごとに業績が異なり、考慮すべき項目に差異があるという理由で、個別の業種に分かれて組織されており、必ずどこかの組合の労使協定に準拠する義務があります。

労働法は、2016年後半から内容が見直され、2017年中には改正されると期待されていますが、現状は未だに1942年制定の法律を少しずつ修正しながら使用しています。つまり、あまり大きな変更点は無く、引き続き時代錯誤の内容が残っているほどですが、労使協定については毎年更新され、それに準じて企業は労務対応する義務があります。そのため、毎年労使協定が発効される時期には、当該協定の内容をレビューし、自社の各規定に違反が無いか、そして変更するべき箇所が無いかというチェックが必要になります。

就業規則、HRポリシーにおいても、当該労使協定については明記する必要がありますが、毎年更新される度に本文を修正するのは大変ですので、別添(該当年度の労使協定)を参照として、就業規則、HRポリシーに添付するのが良いでしょう。

 

以上

 

 

 

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