東京コンサルティングファーム タイ事務所の長澤です。
今週はタイの個人所得税確定申告の対応とスケジュールについてです。
Q.
タイに今年から赴任になりましたが、確定申告の必要があると聞きました。どのような対応が必要で、いつ何をすればよいのでしょうか。
This is the first year as expat in Thailand. How do I have to do for personal income tax filling?
A.
まず、タイで居住者である場合には、確定申告が必要となります。居住者であるかどうかの基準は、180日以上滞在しているかどうか、となります。タイの居住者である場合、タイの国内源泉所得が課税対象となりますが、国内源泉所得には支給地に関わらず、タイでの役務提供にかかる所得が含まれますので、日本でも支払われる給与についても課税対象となります（※役員報酬は取り扱いが異なります）。
First, we need to file personal income tax in case we stay as resident in Thailand. The criteria of resident is whether we stay over 180days. In case we are resident, we need to declare domestic source income as taxable income in Thailand, and we need to declare salary we receive in Japan also wherever we receive (regulation for director’s remuneration is different).
次にスケジュールですが、1〜12月が課税期間、3月末日が申告期日となります。
For schedule, taxable period is Jan-Dec, and filling due date is the end of Mar.
最後に、必要となる情報は、タイでの給与、源泉所得税の情報（給与明細等）、日本での給与情報（源泉徴収票等）、その他現物給付（社宅等）にかかる情報、控除にかかる情報（扶養等※扶養適用のために追加資料が必要となるケースあります）となります。
Finally, the information we need to prepare is salary/P.N.D.1(withholding tax) in Thailand, salary in Japan, other benefit in kind(apartment or so), and information of dependent family.
上記の通り日本から取得する情報もありますので、事前に情報、書類の用意を進めておくのがよいかと思います。
We recommend to prepare those information in advance because there are info we have to get from Japan as above.
以上
東京コンサルティングファーム
長澤 直毅
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