フィリピンM&A法務 Q&A②

東京コンサルティングファームフィリピン・セブ支店長の日比野です。

今回は前回に引き続き、フィリピンM&A法務の質問にお答えします。

 

 

Q1.フィリピンの人材紹介会社を買収しようと思います。日本親会社が過半数の株式を買収して人材紹介を行うことは可能でしょうか。

 

A1.フィリピンの人材紹介会社は75%以上をフィリピン国籍の会社またはフィリピン人が保有している必要があります。またその場合には、社長はフィリピン人である必要があります。

そのため、日本の会社が25%以上の株式を取得することはできません。

 

 

Q2.フィリピンで日本人がフィリピン人名義で経営しているレストランを引き継ぎたいと思っています。店名や店舗もそのまま使用し、従業員も雇用を継続します。

 

A2.レストランは小売業として区分され、外資が1%でも入ると最低250万ドルの高額な資本金が求められます。しかしながら、もしフィリピン人の方の名義で100%を買収できるのであれば買収は可能となります。

 

 

 

東京コンサルティングファームフィリピンにおいては、数多くの現地会計士と弁護士等の専門家がおり、日本側とも連携を図りM&Aを様々な形でサポートさせて頂いています。

 

 

 

それでは今週もよろしくお願いいたします。

 

株式会社東京コンサルティングファーム

フィリピン支社 セブ支店 日比野和樹

 

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