フィリピンM&A法務 Q&A①

東京コンサルティングファームフィリピン・セブ支店長の日比野です。

今回は特にM&Aの法務における質問に回答したいと思います。

 

 

Q.フィリピンの企業を買収し、そのビジネスを行うことになったが、法務面で特に気を付ける点はありますか?

 

A.法務の面では、1987年オムニバス投資法、および1991年外国投資法と呼ばれる、外国投資に関する基本的な法律に留意する必要があります。

フィリピン企業を買収することで、これらの外資規制に抵触する場合があります。そのような場合に株主構成の変更後、フィリピンにおいて買収企業のビジネスが行えなくなることがあります。

 

通常、フィリピンの売手企業は外資規制を把握しておらず、売手から外資規制の情報が来ることは少ないでしょう。M&Aに関する基本合意書を締結する前に、スキームが有効かどうかを確認しておく必要があります。

 

東京コンサルティングファームフィリピンにおいては、数多くの現地会計士と弁護士等の専門家がおり、日本側とも連携を図りM&Aを様々な形でサポートさせて頂いています。

 

 

 

それでは今週もよろしくお願いいたします。

 

株式会社東京コンサルティングファーム

フィリピン支社 セブ支店 日比野和樹

 

 

 

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