TDS Challanのサイナーについて

会計

Tokyo Consulting Firm Private Limited

ムンバイ駐在員

谷川 千裕(たにがわ ちひろ)

TEL: +91 7678007312 / E-MAIL: tanigawa.chihiro@tokyoconsultinggroup.com

 

皆様 こんにちは

インドムンバイ駐在員の谷川です。

ムンバイは段々暑さを増してきました。。皆さん夏バテにはご注意ください。

さて、今回もお客様から寄せられた質問にお答えしていきます。

 

Q: 日本人が1名のみで駐在をしています。現在、駐在員の交代を検討しています。この場合、日本から来る新たな駐在者に引継ぎ、TDS Challanのサイナーになるためにはインド滞在182日以上の要件を満たす必要があると認識しています。引継ぎに半年もの長い期間を要しているようなことは聞いたことがないのですが、小規模駐在員事務所の場合、一般的にはどのように対応されているのか?ご教示をお願いいたします。

 

A: TDS Challanのサイナーのサイナーになる為にインド滞在182日以上の要件を満たす必要はございません。つきましては、貴社のタイミングで交代して頂いて問題ございません。

 

182日以上の滞在が必要になるのは、居住取締役の件かと存じます。取締役の内1名は前年度(1月〜12月において)インドに182日以上の滞在が必要となります。しかし、下記のいずれかによって解決が可能です。

 

1.後任者の赴任の日程を調整し182日以上の滞在を可能にする

182日以上の滞在は1月〜12月の基準で計算されます。

その為、新任者様が182日以上滞在できる時期を考慮し、赴任して頂くという方法です。

 

2.前任の居住取締役を翌年の取締役とする

インドの居住取締役は必ずしもインドにいる必要はございません。

前年度182日以上滞在した取締役が帰任になった場合は、他国に居ながら取締役をもう1年務めて頂ければと存じます。

 

3.インド人取締役を居住取締役とする

取締役の中に1名でもインド人がいらっしゃれば、この問題は解決します。

 

4.名義貸しサービスの利用

上記1、2、3のいずれも可能でない場合、コンサル会社等から居住取締役の名義貸しを行えば問題ございません。

 

今週は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

東京コンサルティングファーム

谷川 千裕

 

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