皆様 こんにちは
インドムンバイ駐在員の谷川です。さて、本日もお客様から寄せられた様々なご質問にお答えしていきます。
Q: 弊社インド法人の今期の決算にて、それまで計上されていた家賃が監査修正により少し高くなっておりました。会計事務所に聞いてみると、Rent Equalizationという監査修正の一つのようなのですが、内容がいまいちよく分かりません。ご教示頂けますでしょうか。
A: Rent Equalizationによる差額は将来の賃上げにかかる均等配分の差額です。
下図をご覧ください。今年度(FY2017-18)から向こう4年間に渡ってオフィス家賃が賃上げされるとします。
Rent Equalizationは契約年数内で平均家賃を算出し、不足分が発生する分は追加計上する、というインド会計基準の監査修正の一つです。
これは、企業は常に事業を継続するものという前提の上、家賃含む費用についても継続的・同等に発生するべきものだという考えからインド会計基準にて定められています。
今週は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
東京コンサルティングファーム
谷川 千裕
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