<インド>インド2015年9月政策金利の利下げ

 

こんにちは、TCFインド ムンバイ駐在員の長坂です。

 

2015年9月29日にインド準備銀行から今年4回目となる政策金利の利下げが発表された。今回の利下げは7.25%から6.75%へと0.5%と予想を大きく上回った利下げであったという。2015年度が開始した際の政策金利が8.00%であったため、6ヶ月が経過した時点で既に1.25%もの大幅利下げであるといえる。

 

総裁のコメントでは利下げの理由について「世界経済の下落」と述べており、インドに対する投資の鈍化についても触れている。

 

確かにインドに対する投資は年々増加傾向ではあるものの、成長率という面からすると、鈍化の一途を辿っており、日系企業の進出も他アジア諸国と比較して伸びが良くない。

 

私がインドへ赴任した2013年頃には定期預金利率は10%前後と非常に高水準であったと記憶しているが、現在では半年~1年の定期預金であっても7%台となっている。

 

多くの日系企業より成長が期待されているインドであるが、今回のような政策金利の利下げが今後のインドの成長率を表しているようで、不安感は否めない。

 

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