~内部統制構築について~

Tokyo Consulting Firm Private Limited

Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited

南インドマネージャー(チェンナイ、バンガロール)

猪飼 太志(いかい ふとし)

TEL: +91 97892 37529 / E-MAIL: ikai.futoshi@tokyoconsultinggroup.com

 

皆さん、こんにちは。

南インドマネージャーの猪飼です。

 

今週も皆様から寄せられたご質問についてお答えしてきます。

 

Q: インドでも2016年3月期から内部統制監査がスタートすると聞きました。日本でJ-Sox法が導入された際は、監査人が内部統制構築のサポートをしてくれましたが、インドでも日本同様にサポート頂けるのでしょうか。

  

A: インドでは監査人が内部統制監査の導入にあたりサポートすることはございません。また、日本でも法定監査を担当する監査人が監査対象の構築についてサポートするということはないと考えます。

 

理由と致しましては、二重責任の原則に基づき、内部統制の構築責任は、経営者を含めた会社が負っているからでございます。監査人はあくまで会社が構築した内部統制が整備状況に基づき、正しく運用されているかをチェックし、それに対して意見を表明する責任を有しているのみとなります。仮に監査人が会社の内部統制構築を主導した場合、責任関係が曖昧になり、独立性の観点で問題と考えます。しかし、会社が構築された内部統制について、適宜監査人として意見を表明することは可能であると考えます。そのため、必要に応じて監査人からの意見を求めながら作業を進めていくことが良いかと存じます。

 

東京コンサルティングファーム

猪飼 太志

 

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