GST税率の決定

税務

Tokyo Consulting Firm Private Limited

ムンバイ駐在員

谷川 千裕(たにがわ ちひろ)

TEL: +91 7678007312 / E-MAIL: tanigawa.chihiro@tokyoconsultinggroup.com

 

皆様 こんにちは

インドムンバイ駐在員の谷川です。

今回はインドで今最もホットな話題であるGSTについて最新情報をお届けします。

 

100年に一度の税制改革と呼ばれているこのGST導入ですが、不透明な部分も多く様々な懸念点がありました。しかし、11月3日に行われたGST委員会の第4回目の会議により、GST税率がついに決定されました。例外はあるものの、原則的に5%、12%、18%、28%のいずれかが適用となります。一般的に必需品とされるものには5%、奢侈品に対しては28%のGSTが課されます。また、たばこやアルコール製品、pan masala、高級車等は28%にさらに追加税がかかるとされています。反対にConsumer Price Index(消費者物価指数)の構成要素となる穀物類に対してはGST税の免除対象となります。また、サービス税は現行の15%から18%に変更されると考えられます。

しかし、この税率の統一により、GST導入から最初の1年間は今まで適用されていたVAT税との違いから5兆円の補償金が必要とされています。政府は奢侈品に対する追加税やclean energy cess(環境税)でこの損失を補てんすることを公表しています。

 

今週は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

東京コンサルティングファーム

谷川 千裕

 

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

 

 

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