インドにおけるネット通販市場の競争

ナマスカール!塚本です。

モディ首相官邸をこの前見かけ、敷地面積の広さに驚きました。

外交に力を入れているモディ首相は近頃家に帰ってないのではないかと思うと、

もったいない気もしてしまいます。

 

さてインドでは、中間所得層が今後も増大することが見込まれています、

彼らの消費活動に大きな期待が寄せられていると同時に、郊外や農村地域におけるeコマースの需要が伸びることが予想されています。

過去のブログでは、アマゾンがインドを進出していることを紹介しましたが、同じくアメリカの小売り最大手のウォルマートがインドのネット通販市場に乗り出すことがわかりました。

 

5月、ウォルマートが地場インターネット通販のフリップカートを買収したことで、インドにおけるアマゾンとの対抗図が明らかとなりました。

弊社の社員によると、インドではアマゾンより現地企業のフリップカートの利用の方がインドでは盛んだそうです・・品数や取扱消費品も豊富であり、使いやすさがフリップカートの魅力だとか。

 

ウォルマートによるフリップカートの買収額は、外資によるインド企業の買収では過去最大の160憶USD。

 

ウォルマートと言えば、アメリカではスーパーマーケットのイメージが強いですが、インドの卸売店としてはわずか20店舗であり、今回の大規模なM&Aはインドの小売り市場の参入を狙い、外資への厳しい規制を取り払う狙いがあるといえます。

 

インドのネット通販市場は、2026年までに2,000憶USD規模に膨らむ見通しであり、

今後は・・

・4割を占めるフリップカート(ウォルマート)

・急成長を見せるアマゾン

・インド電子決済のペイティーエムに出資するアリババ

がしのぎを削る競争となりそうです。

 

 塚本 沙樹

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