~新たに義務化されたDIR-3 KYCの提出について~

皆さま、こんにちは。デリーの久野です。
今回は、新たに義務化されたDIR-3 KYCについてご紹介致します。

 

企業省(The Ministry of Corporate Affairs: MCA) が、

取締役情報確認及び整理のための新たなフォーム「DIR-3 KYC」を導入し、

年に1度の申告を義務付けております。

 

本制度の導入目的として、下記の点が挙げられます。

  1. DINの所有者の把握
  2. 各取締役の現在の個人情報の管理
  3. 取締役解任者の登録の必要性の有無についての確認

 

2018年3月31日(土)またはそれ以前にDIN(取締役識別番号)を取得した全ての取締役は、

2018年8月31日(金)までに「DIR-3 KYC」を提出する義務がございます。

*遅延の際のペナルティは、現在のところ期間に限らずINR 5,000と定められています。

 

[必要書類

1. 該当取締役の身分証明書コピー *スキャンデータで問題ございません。

日本にいらっしゃる方の場合: “公証済みアポスティーユ付きパスポートのコピー”

インドにいらっしゃる方の場合:“サイン済みPANカードコピー” ,及び “サイン済パスポートコピー”

 

2. 該当取締役の住所証明書コピー *スキャンデータで問題ございません。

日本にいらっしゃる方の場合:“公証済みアポスティーユ付き免許証のコピー及び英訳”

インドにいらっしゃる方の場合:“サイン済みFRROコピー”

 

3. 該当取締役の連絡先

個人のメールアドレス及び携帯電話番号(インド企業省よりOTPが送付されます)

 

4. 該当取締役の父親氏名

父親が亡くなっている場合も例外なく、必要となります。

 

[OTP対応について

DIR-3 KYCの提出時に個人のメールアドレス及び携帯電話に送付されるそれぞれのOTPが必要となります。

OTPの有効時間は送付後30分でございますので、ご注意くださいませ。

 

期限内にDIR-3 KYCを提出されない場合、提出されるまでの間の該当者のDINは無効となりますので、

お気をつけくださいませ。

 

弊社では、会計・税務、人事労務、法務、ITまで幅広くサポートを行っております。

また、FRROやPAN、DINやDSCの取得代行等、駐在員サポートも行っております。

個別のご相談等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

 

東京コンサルティングファーム

久野未稀

 

 Tokyo Consulting Firm Private Limited

Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited

デリー本社

久野 未稀(ひさの みき)

TEL: +91 99 5820 9072/ E-MAIL: hisano.miki@tokyoconsultinggroup.com

 

 

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

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