電気機器の安全に関する包括的技術規制について

法務

皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループインド拠点の加部 新です!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今回は「電気機器の安全に関する包括的技術規制について」についてお話していこうと思います。

インドに関する基礎知識が知りたい方は、こちらから▼
・インドの基礎知識
インドに関するセミナーに参加したい方は、こちらから▼
・インド関連セミナー

電気機器の安全に関する包括的技術規制について

 2024年8月28日にインド重工業省が「機会および電気期の安全に関する包括的技術規制命令」を発行し、多くの電気製品に関してインド標準規格局(BIS)の認証リストに追加しました。

 インド標準規格局(BIS)が認証取得を義務付ける動きが、ネジ・ボルトや鉄鋳物をはじめ近年増加しております。
 インド市場において日本企業もそれら製品の一定のシェアを占めており、進出を検討されている企業様においても避けられないコンプライアンス事項となっております。本規制はその動きの一つでありその概要について下記まとめさせて頂きます。

 施行日は2026年9月1日からであり, 下記条件を満たす小規模および零細企業には、より長い猶予期間が与えられます。
 ・小規模企業:2025年6月17日から施行 
 *小規模企業:工場または機械への投資額が25万ルピー以上、5,000万ルピー未満(サービス業の場合、10万ルピー以上、2,000万ルピー未満)

 ・零細企業:2025年9月17日から施行
 *零細企業:工場または機械への投資額が25万ルピー未満(サービス業の場合、10万ルピー未満)

 認証取得において、各企業はインドへ輸出する前にIS認証を取得し、製品が該当するインド基準に適合していることを確認し、BISより許可された標準マーク(Standard Mark)を表示する必要があります。または BIS のスキーム‑X に基づく適合証明書(Certificate of Conformity)の取得が求められます。
 上記命令に違反した場合、罰則が科されます。

 以下に主な対象製品を示します。対象品目は約400製品、90のインド規格を含む広範囲な機械設備および電気機器に及びます
 (他詳細に関しては本通達文よりご参照頂けます。)
 ・真空掃除機及び水吸引クリーナー
 ・回転式レンジフード
 ・調理用レンジ、コンロ、オーブンおよび類似の器具
 ・電動シェーバー、ヘアクリッパー、トリマーおよび類似の器具
 ・ドラム式乾燥機

 また、OTR2024では最終製品だけでなく、部品(コンポーネント)/アッセンブリ/サブアッセンブリについても認証取得が求められていたが、これらの適用開始時期は別途通達される予定です。

 今回は以上となります。
 他インドに関する質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

この記事に対するご質問・その他インドに関する情報へのご質問等がございましたら
お気軽にお問い合わせください。

【PR】海外最新ビジネス情報サイト「Wiki Investment」


※画像クリックでWiki Investmentページへ移動します

進出予定の国、進出している国の最新情報の情報収集、時間かかりませんか?
進出してビジネスを成功させるためには、その国の知識や実情を理解しておくことが
必須となってきます。
しかし、情報が溢れかえっている社会では
どれが本当に信頼できる情報なのか?が重要になる要素です。
そんな「信頼できる情報」をまとめたサイトがあれば、どれだけ楽に情報収集ができるだろう…
その思いから作成したサイトがWiki Investmentです!!
弊社東京コンサルティンググループは海外20カ国超に展開しており、
その現地駐在員が最新情報を「Wiki Investment」にまとめています。


【Wiki Investmentで何ができる?

・現地駐在員が毎週ホットな情報を更新するNews update

・現地に滞在する方からご質問頂く、
 より実務に沿った内容が記載されているQ&A集

・当社が出版している海外実務本をデータベース化したTCG書籍

などの新機能も追加しました!

経営者・幹部層の方におススメしたい【全ての経営者へ贈るTCGブログ】

※画像クリックで「TCGブログ」ページへ移動します

会社経営や部下のマネジメントをしていると、様々なお悩みって出てきませんか?

どうしたら、会社は良くなっていくんだろう・・・
・部下が育ってくれるにはどうしたらいいんだろう・・・

そういったお悩みをもつ経営層の皆様におススメしているブログがございます。
コンサルティングファームとして、これまで多くの企業様と関わり、
課題を解決してきたコンサルタント達による

経営課題や悩みについて解説したブログを無料公開しております。

もっと会社を良くしたい!、マネジメントについて学びたい!

そうお考えの皆様におススメのコンテンツとなりますので、ぜひご覧ください!

・「全ての経営者へ贈るTCGブログ」はこちらから


Tokyo Consulting Firm Private Limited(India)
加部 新(かべ あらた)

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る