皆さん、こんにちは。
インド及びインド周辺国統括の小谷野勝幸です。
唐突ですが、学生時代アメリカ留学をしていた際に、
よく政治の話をすることは避けるように言われていましたが、
今回は女性の社会進出について話をしたいと思います。
インドでは、日本と比べ女性の社会進出が大幅に遅れています。
それゆえ、情勢の社会的地位も低い印象を持っています。
かつ、日本ではないカーストという身分制度がさらに拍車をかけ
カーストの一番下の階級は、非常に厳しい扱いをされます。
しかしながら今年は、インドにて女性に対してのセクハラ防止法も
成立し官民共に現状の問題点を認識し優秀な女性の労働力を確保し
国力を上げていく方針を取っています。
一例として大手IT会社のウィプロは、女性の人事統括を採用し
彼女を中心に「セクハラ防止委員会」を設立し女性の職場改善を
行うとメディアを通して発表がありました。
さらに、2013年9月に制定された新会社法には一定の条件を
満たす企業は、必ず女性の取締役を採用しなければならないと
いう規定が盛り込まれています。
インドでは、首都圏でも治安が悪く、女性にとっては夜8時以降は
歩き回れない地域も多くあります。
日本のように街頭やコンビニ、交番などは全くないと言っても
過言ではない為、まだまだインフラや働きやすい環境を整備する
必要があります。
20-30代女性社員を採用している日系企業は、出社退社時に
移動手段を提供し優遇することも福利厚生の一部として考えられます。
社内の職場環境の改善やHRポリシーへのセクハラ始め、少しでも
気になる条項の盛り込みなどご気軽にご質問いただければと思います。
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